今日は映画「女子無駄」の舞台挨拶を観にTOHOシネマズへ。
たまたま居合わせた新宿アルタビジョンでの実写映画化告知特報を視認した瞬間、この映画を鑑賞することは決定していた。
なにせあの市原仁奈が出るのだ。
私の最たる推しである市原仁奈が。
原作の漫画もアニメも一通りさらい、仁奈が演じるロリこと百井咲久のキャラも把握した。
もう小学6年生になったとはいえ、まだ小学6年生である仁奈が女子高生役に選ばれたことは、彼女のデビュー当初から見守ってきたファンからしても不思議な感慨がある。
どうにかこうにか(具体的に言うと毎日仁奈のポスターに向かって祈りながら)舞台挨拶つきのチケットを当て、いざ本日。
結論から言うと、私の推しは最高だった。
まず、ロリという役が仁奈のためにあるのではと錯覚するほどの相性だった。
原作のキャラデザ時点から、似ているという声は確かにあった。
もちろんそれは、実際の年齢より幼く見られる百井咲久を、実際にまだ幼い仁奈と重ねやすいというだけだったかもしれないが、こうしてスクリーン上で百井咲久として立ち上がってくる像に違和感がなかった。
私が知っている普段の仁奈の口調とは違うのに、もともと百井咲久がそういう話し方をして、そういう所作をして、そういう風に笑うのだな、と見る側にすとんと落としこむことができていた。
この役をやるために仁奈はどんなことをどれほど考えたのだろうか。
推しとしてあの子のいろいろな顔を知っているつもりだけど、仁奈は私とは全然無関係に成長していく。
エピソードもよかった。
ネタバレになってしまうので詳しくは書かないが、トレードマークのオン眉前髪を突然伸ばし始めてそして唐突に元に戻した仁奈に感情を振り回されていたオタクたちは、絶対に3回は見るべきだと思う。
そして肝心の舞台挨拶である。
もちろん他のキャストは現役女子高生だったりそれ以上だったりで、当然最年少は小学6年生の仁奈。
仁奈は原作での百井咲久同様に頭を撫でられ子供扱いされ(市原仁奈という存在は実際にまだ子供なのだから、存分に甘やかして然るべきではある)、撮影現場の裏話的なトークはまさに女子高そのものだった。
極めつけは、司会から「お姉さんたちに囲まれて、ロリ役の仁奈ちゃんは緊張したりしませんでしたか?」と話を振られたときだった。
仁奈は(きちんとローファーを脱いで!)舞台上に設置された椅子の上にすっくと立ち上がり、腕を組んで仁王立ちでこう言ったのである。
「この映画でたくさん撮影しやがりましたから、仁奈ももう女子高生みてーなもんです!!!」
小学生である。
めきめき背が伸びているとはいえまだ12歳の子の、たぶん本気で自分が女子高生みてーなもんだと思っている本気の背伸びである。
私も周りの仁奈推しも完全にそのかわいさにやられてうめき声を殺していたし、仁奈以外を目当てに来たであろう他の観客も感嘆のため息をついていた。
今日もいい推しを見ることができた。
次回仁奈現場参戦予定はサンシャイン噴水広場のリリイベです。